3日目も霧雨の状態の中、電車を乗り継ぎケルンメッセ会場に向かった。本日は巨大ブースの4−1,4−2、3を中心に回る。4−1には
ノーベルバイオケア社、4−2には
ストローマン社があり、まるで競い合うかのように宣伝がされていた。この日の最大の見所は
ノーベルバイオケア社の新しいプロセラシステムと
ストローマン社のこれまた新しいシステムでノーベル
ガイドと同じ内容。さらには3M社の新しい印象システムであった。
ノーベルバイオケア社プロセラシステム
ピッコロ+フォルテの機能をもつ3次元スキャナー+3次元加工ソフトの販売開始が今年の9〜10月予定に予定されている。このスキャナーの最大の特徴はラバー印象から直接PC上に立体の模型を再現し単冠、ブリッジ、
インプラントの補綴設計が行える点である。
インプラントについてはメーカーを選ばずノーベル以外のものもOKで
インプラントアナログ部に専用スキャンアナログを装着して正確に
インプラントフィクチャーをバーチャル再現する。歯肉縁下の形態も自由に調整可能。ミリングバー構造体、ドルダーバーも受注生産可能。アクリル製の作業模型+分割模型になって
技工所に帰ってくる仕組み。コーピングの形態はクラウン外形をシュミレーションしてその外形になるように均一な厚みにコーピングを自動加工することが可能である。数本の
インプラントの平行性もすべて自動で平行に補正するしくみが組み込まれている。費用は400〜500万円となる予定。セラミックのコーピングの失敗については現在は保証制でやり直しがきく。1回の製作費は
ジルコニアコーピング8000円などとても安く、チタン、酸化アルミナの材質、色調は4種類。これを導入することで
技工の大幅な短縮化効率化がおこなわれることは間違いないだろう。
ストローマン社ノーベル
ガイドと同じシステムが導入される
イボクラビビデントと業務提携開始
3M社口腔内レーザースキャニング
数10秒で上下の歯を青いひかりを発しながら自動であてた部位を読み込んでいく。上下のバイトは頬側面の咬んだ状態から把握する。このレーザーによる口腔内の直接のスキャニングは将来の主流になるシステムであろう。しかし現段階では精度や歯肉縁下の状況をどのようにして読むのか問題もあると思う。
治療方針
簡易サイト
症例(
インプラント)