本日は
矯正治療を専門とする近藤悦子先生のセミナーに参加した。すばらしい講演内容ですばらしい女性の先生である。ここ数年の研修会の中で最もすばらしい内容であった。何よりも先生の患者さんに対する親心というか患者様を自分の子供のように接する姿勢は歯科医師の鏡である。
矯正治療をやろうと思うドクターは絶対にこの先生のセミナーは聞いた方がいいと思う。目から鱗が落ちるような内容ですぐに近藤先生の書かれている『Muscl Wins!の
矯正歯科臨床』という本を購入した。
デーモン矯正装置の本当の使い方を近藤先生は40年の臨床経験に基づきさらに
CT画像とK-6の筋電計のデータから本当の
矯正治療を教えてくれた。
口腔内の嚥下や発音、呼吸の機能を回復させれば不正咬合は簡単に治るという内容である。逆にいえば不正咬合になる原因は嚥下や発音、呼吸機能が衰えているために起こることなのでその機能を回復させながら
デーモン装置とライトフォースワイヤーで治す方法は理にかなっていると思う。
レントゲンには映らない筋肉のバランスが最終的には骨の形状も変えることが出来るということ。40年の臨床経験で外科
症例は3ケースしかないというのも驚きである。
抜歯もなるべく行わない
デーモン矯正システムである。
もう一度講演を聴きたいと思う。拍手喝采の中、本日の講演は終わった。
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