私の診療はすべて患者のための医療である。患者にとって一番良い方法を選択するというスタンスでいつも取り組んできた。本日は審美関係の患者様2名とのやりとり。黄ばんだ仮歯をA1のシェードできれいに仮歯を作りなおした。それはそれは喜ばれて感謝された。
もう一人の方はアメリカからの一時帰国の方で歯の隙間が前歯に何箇所かありそれをグラディアでわからないように詰め治してあげたらすごく喜ばれた。喜ばれる医療をしていきたいと感じた瞬間であった。
その逆によいと思って治療をしても評価していただけないときもある。そのときはなんとかしようと必死である。その多くは
義歯の
症例の方である。患者様は
義歯を入れれば歯があったときと同じように咬めると錯覚をしているようだがそれはまずありえない。どんなにがんばっても
義歯は所詮
義歯であって自分の歯と同じように咬めることはあり得ない。何度も手直しをしても構造に無理があるのでだめでなのだ。そういう方はすぐに
インプラント治療をした方がいいと思うが体に病気があって出来ない方が
義歯を仕方なしに装着している。
歯科にはいろいろな治療があるが完全に機能を回復できるのは
矯正治療と
インプラント治療である。
義歯は一時しのぎである。
歯を減らさない努力が必要である。そもそも欠損が発生する前に食い止めることができれば
インプラント治療も
義歯治療もいらないはずだ。
口腔内のケアが最も重要なことであり、早期発見早期治療が大事である。
口の中の
虫歯や歯周病には必ず原因がある。日頃のブラッシングを怠ったつけが欠損を生むことになる。
大体、
インプラント治療が年々増えて行くという病院は何か問題があると思う。私のクリニックで治療をおこなった患者様はメンテナンスをしっかりおこなうのでなかなか歯が抜けないので
インプラントの数は減っていくのが当然である。
予防的にブリッジを
インプラントに変えてきたことも大きく影響しているだろう。
いまの保険制度の医療は破壊行為(ブリッジ、金属治療)であるので私のように完全自費化していくと一度入れたものは長持ちするので治療のやり直しは少なくなる。日本は先進国であるがいまだに
虫歯や歯周病が多いことで知られている。
予防に力を入れてない証拠である。
結論は保険制度を作った日本国はフィンランドやスエーデンを見習って
予防に力をいれてほしい。はやく新しい保険制度に切り替えるべきだと思う。これでは国民は一生歯科医院に通院することになるだろう。
治療方針
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