今日いらした患者様は
金属アレルギーの疑いがある患者様である。皮膚科でも原因がわからないと言われ歯科用合金からの皮膚炎が疑われた。さまざまな検査をしても頭部、顔面、手足の関節にでた皮膚炎の原因が特定できずに当クリニックにまわってきた。まず、どのような金属に対してアレルギーが生じているかを皮膚科でおこなうパッチテストで調べる必要性がある。患者さんがいうにはシルバー製品は装着していると3時間で赤く皮膚が腫れてしまうということだった。
口腔内には
アマルガム合金、パラジウム合金、金合金、チタン製の
インプラントなどさまざまな金属が装着されている。このようにいろいろな金属の電位差から金属は溶けだしイオン化していく。これが体内に蓄積されてしばらくすると全身に皮膚炎などの症状がでてくることになる。
口腔内の金属はできるだけはずしてアレルギーのない
ジルコニアやセラミックやレジン樹脂系の材質に置き換えることが望ましい。
このような患者様を私は過去に数名経験しているので
星野歯科においては完全メタルフリーを目指すことにしたのだ。
治療方針