シンガポールは3月のドイツケルンのあと、今年の第2弾の海外研修である。今回で3度目の海外研修である。わざわざ、この地を選ぶには業者側と講師の先生方の裏事情があるようだ。飛行機で成田から6時間、時差はわずかに1時間でヨーロッパにいくよりは遥かに楽である。憧れの最新鋭機シンガポール航空のA380(世界で一番大きな2階建て旅客機)での移動は快適そのもの。しかし、現地に到着してからは湿度の高さとホテルの冷房に体力が消耗する。外と中の気温差と湿度差が半端じゃない!
夜はお決まりのウエルカムパーティーである。今回のセミナーは若手中心ということだったが半分の先生は大ベテランばかりだった。
42歳の私が若手ということらしい。久しぶりにDr.ラングとも再会した。私が29才のときにベルン大学に行った時に初めて会ってから13年も経過していた。彼もベルン大学を退いてから現在は香港大学の
インプラント科の教授という肩書に変わっていた。彼の得意な分野は
ストローマンインプラントで使用されているCIST分類(
インプラント感染症の対処法)についてである。確か数年前にも大阪で同じようなメンバーで同じような講義を聞いたことを思い出した。
インプラントの感染症については多くの
インプラントメーカーがあまり触れたくない内容である。
インプラントメーカーやディーラーは
インプラントを売り込むことが仕事だからだ。不利になるようなことは言わない。
現実にはいろいろな問題があるのでうまく付き合っていかなければ長期的経過をよくすることはできない。このような内容の講演を行える環境にあるのは限られた先生たちである。その
インプラントメーカーの専属講師ともなれば全く不利になることは言わないだろう。
私はすべてのデータを常に公開していて、100%の成功はあり得ないということを言い続けている。
インプラント治療はうまく活用すればとてもいいが間違った使い方をされると思った結果を生まないこともある。
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マウスピース矯正