本日は海外組一時帰国の患者様4名の治療が入った。アメリカから一時帰国の方が2名、2年ぶりにニューヨークからの帰国が1名、スイスなど海外にいつもいらっしゃる方の合計4名。
アメリカの歯科医師の評価はあまりよくない。他の国から帰国される方も口を揃えて言うことは『意志の疎通がうまくいかないことが多い』。特にアメリカ組は評判がよくない。その理由として専門医制度があるからだろう。日本では
虫歯、歯周病、
根の治療、
抜歯、などほとんどの歯科分野の治療をひとりの先生が行うのが常識である。しかし、専門医制度が発達している海外では自分の専門分野以外は全く治療をしようとしないしできない。そういうこともあり、何でもない歯を
抜歯してみたり、簡単な治療でも高額治療を要求する場合がある。また、アメリカでは訴訟が非常に多いので失敗を恐れて訴訟にならないように
抜歯をすることになる。
国内も専門医制度を充実させようと
インプラント学会のメンバーは考えているようだが全く無意味である。日本の専門医でまともなのは
矯正医だけだろう。
インプラントの場合は
症例発表と数時間の講義を聴くことなどある程度の時間と学会参加の費用を負担すれば成れる。私のクリニックでは歯科衛生士が
インプラント認定衛生士4人、私を含めて専門医ドクターはひとりもいない。専門医のいないクリニックにおいても専門衛生士4人を生みだすことが出来る。お金と
症例さえ提示できれば技量は関係ない。本来は技術が評価されてそのような資格を得てそれに対して特別な報酬があるべきだろう。いまの
インプラント学会は単なるお金集めで何か政治的な力を感じる。
このような専門医を作るよりも診断力の高い臨床経験の高いドクターを育てた方が日本国民のためになるはずだ。
日本の研修会をおこなうほとんどの主催者は歯科材料のメーカーやディーラーである。今の国内は最終的にはお金絡みである。メーカーのいいなりに研修会や講習会で講師が歯科医師や歯科衛生士に頼んで販売したいもののよさをアピールしてもらう。そして講師を引き受ける歯科医師には知名度をあげるという野心がある。それをメーカーは巧みに利用している。
自分はやはり患者のための治療をしていきたいと思う。
自分のクリニックで自分のしたい治療=患者様にしてあげたい治療をひたすらするだけで満足である。新しい情報を得るために研修会に参加したり、いろいろな業者とお付き合いする。情報交換するためにいろいろな歯科医師の先生と親睦を深めるのも重要だ。
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症例
マウスピース矯正