今日は台湾での
アンキロスミーティングの2日目である。今日は昨日も話したDrNentwig(
アンキロスインプラント開発者)とDrPaul Weiglの講演である。私はDrNentwigの講演は今回で3回目である。
アンキロスインプラントの開発の経緯について詳しくレクチャーがあり、改めてこの
インプラントのよさに惚れ直した。世界で最もシェアの高い
インプラント数社との比較研究はとても興味深かった。ノーベルバイケア、
ストローマン、カムログ、アストラテックなどの
インプラントといろいろな面から比較検討されているが
アンキロスインプラントに敵うものはない。
ストローマンの新しいボーンレベルに関しても負けている。なぜ
インプラント周囲の骨が吸収を起こすか?それは
インプラントの形状とアバットメントとの結合のフィットの良し悪しが大きくかかわっている。私も自分の過去の
症例を整理してみて改めてDrNentwigの話が正しいことがわかった。
台湾ではすでに7年前から
アンキロスインプラントスタディーグループがあるのに日本ではいまだに大きなスタディグループはないのが不思議である。そろそろ国内でもこのようなグループを作りたいと思うが私にはもう少し経験と
症例数が必要だろう。
DrHenry ともいろいろ話したがこれからはアジアの国々のドクターがお互いの情報交換をするべきある。その理由としてヨーロッパやアメリカ人とアジア人の骨格は全く違うので彼らの基準で話して仕方がないことでアジア人独自の基準を作るべきだという貴重な意見であった。私も同感である。彼の将来の夢についても語ったがアジア独自の歯科教育の学校を作りたいという偉大な夢であるが彼ならたぶん実現できるだろう。
それと台湾のドクターは日本のドクターよりもある意味とても優秀な先生方が多くいるように思う。しかもエビデンスに基づいたものを使いメーカーに惑わされずに賢い。日本のドクターも見習ってほしいものだ。