予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック:午前中機内、午後帰国直後のインプラントオペ

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2009年 08月 24日 ( 月 ) インプラント症例

午前中機内、午後帰国直後のインプラントオペ

台湾から成田までは約３時間の道のりである。朝７時半にホテルのロビーを出て１０時の飛行機に飛び乗る。飛行機の到着が遅れないことを祈りながら機内では睡眠不足の解消のため寝た。定刻通り１４時に到着して急いで車をクリニックに向かわせ、ぴったりの１６：３０のオペに間に合った。

本日のインプラントオペは右上１番の矯正治療中の患者様である。まだ正中の位置が少しずれているのでその位置を考慮しながらの植立となった。アンキロスインプラントの講演会のあとには、やはり当然のことながらアンキロスインプラントを植立した。

アンキロスインプラントの特徴のひとつとしてインプラント本体（フィクチャー）とアバットメントと呼ばれる歯を連結する部分の構造のフィットがどのインプラントよりも優れるために骨の吸収がほとんど起こらない特性を持つ。最も緩いのはブローネマルクやリプレイスセレクトインプラントであり必ず骨の吸収が１～２㎜以上起こってしまう。国内ではこの関係のインプラントを相当に使うドクターが多いが台湾でのシンガポールでもこのインプラントの失敗症例が多数報告されている。間違ったインプラントをメーカーのいいなりに使うと結局は自分に還り、患者様が迷惑をするのでもう少し勉強してよいメーカーのインプラントを使うべきだろう。ちなみに世界の傾向としてこれらのインプラントはかなりシェアを落としていることは明白である。

さて、本日のオペはアンキロスインプラントのルールに沿って少し深めに骨の辺縁より２～３㎜深く植立をした。アンキロスインプラントは深く骨に入れた方が成績がいい。浅いと問題を起こす可能性がある。

右上１番　直径３．５㎜×１１㎜　A11 アンキロスインプラント

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