今日は4人のすべての患者様が他のクリニック経由でいらしたようだ。歯科医院も完全に選ばれる時代。私のクリニックでは他の施設で問題になった患者のフォローをするケースがあまりにも多い。ここ最近は近所のあるところから右からも左からも来る。
インプラント治療だけではない。
矯正治療の
トラブル、普通の
根の治療や
虫歯治療の
トラブルが発生するといつの間にか寺子屋状態になっている。歯医者もコンビニよりも多い時代であるから良し悪しがはっきりしている。
歯科医院の評価はHP(ホームページ)だけでは今の時代わからない。その理由として、ネット会社が歯科に狙いを定めているからである。先日参加した経営セミナーとは単なるHP製作とSEO対策などの講師を集めて集まった歯科の先生にたいそうなお話をしているが私にとっては大した話ではなかった。よい話はHPを見る患者の目線からの話だけであった。ネット会社は無知な歯科経営者をいいカモにしているようだった。私のHPもそのネット会社のターゲットになっていた。国内の歯科のサイトの厳選70傑に選ばれていたがそうとは知らずに私を勧誘してきたのだろうか?
大体、歯科のHPを作ったのはたぶんその会社が発足する前からソニーや松下など大企業がHPを持たない頃から私の方が早かったはずだ。楽天が立ち上がる前からHPを公開していたからだ。ニフティが全盛時代の頃からというよりは高校時代のBASICの頃から私はPCをいじってきた。
ネット会社の主なパターンは電話やメールやアフィリエイト広告で
インプラントや
矯正の治療患者を増やすいい方法と題して経営不振の歯科医院にアプローチをかける。そして少しでも興味があるとわかるとすごい勢いでプッシュしてくる。役に立つ経営セミナーということで無料でセミナーを聴かすまで押してくる。知識のない歯科医師はそのセミナーの裏もわからずにまんまと引っ掛かり50万円ほどのHP製作料金を払う羽目になる。それからは芋づる式にお金を注ぎ込むことになるのがおちだ。HPにお金を注ぐなら自分の治療技術に投資をするべきだろう。研修会に投資するとかすればいい。とにかくバランスが大事だろう。
私も過去にいろいろな業者と取引をして来たのでよくわかるのだ。それでも効果があるならばいいが、がんばってもあまり成果がでないのが最近の状況である。
本来のHPは自分で作るものだと思う。業者任せのものは何か心を打つものが感じられない。私のHPはすべて自分で構想し自分で作ったオリジナルである。そして自分のやりたいことを患者さまが理解できるように書いている。だから他の歯科医院がまねをするのだろうか?
治療方針
症例
いくら真似をしても歯科治療の技術とスタッフの水準はまねすることはできない。
HPは何のためにあるのかという本質が完全に失われてしまった。いまのHPは単なる金儲けのための道具にしかなっていない。