土曜日は最もいそがしい日である。昼休みは返上で治療にあたるつもりだ。午後1番の患者さまは上顎5本の前歯の差し歯のやりかえの患者さまである。数ヶ月前に下顎に8本の
インプラントを植立して『よく咬めるようになったわ!先生のところにきてよかった!』という嬉しいお言葉を頂いて治療が始まった。私の担当する患者さまの多くはこのようなコメントを言ってくれる確率がかなり高いように思う。
インプラント治療は正しくルール通りに行えば確実に患者さまを幸せにすることができる治療法である。しかし、間違った使い方をするとこのようなコメントをきくことはまずない。そうしたことからしっかりと
症例を
CT検査+シムプラントでのシュミレーションを必ずおこない落ち度がないか毎回確認をしている。
さて、5本の連続したセラミックの差し歯は歯周病のために大きく前方に移動し、出っ歯になっていた。差し歯をはずすと予想外に
虫歯が進行し、1本は抜髄処置が必要で、もう1本はぐらぐらで
抜歯が必要だった。すぐに即抜即
根充+
抜歯+ファイバーコア用印象+5本の仮歯の調整を一気にこなす。所要時間は2時間。
もうひと方は
インプラント相談の方。他医院で差し歯が割れているかもしれないので
インプラント治療になると言われたらしく、こちらへいらした。よくみると割れている部分はわずかであり、なんとか差し歯のやり替えでで済みそうなケース。私はこのようなケースでは差し歯を行うようにしている。多くの
インプラント専門医なら多分
抜歯して
インプラントにするだろう。なんでもかんでも
インプラントというのは医療とは言わないと思う。このように無駄にどんどん歯を抜く傾向は強くなっているように思う。
もうひとり。前歯の
インプラントとその他2本の差し歯の装着である。さすがに
アンキロスインプラントというようなどこの学会に出してもいいような仕上がりになった。歯茎にラインや乳頭がきれいに仕上がった。
技工士のレベルもUPしてきているためだ。
さらにもうひとり。3か月前に植立した2本の
アンキロスインプラントンの2次オペ+型取り。
そういえば、他のクリニックからの紹介の
インプラントの患者さまのカウンセリングが1名あった。ご近所の沼田先生である。
その他にも
デーモン矯正のワイヤー交換数名など。
私の治療はこんな感じであるがクリニック内はもっと激しく動いている。新患2〜3名+川本先生の患者数名+メンテナンスの患者7〜8名など
治療方針
症例