予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック:１４本のインプラントを一度に植立

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2010年 02月 06日 ( 土 ) インプラント症例

１４本のインプラントを一度に植立

本日は今年１４回目のインプラントオペが行われた。私にとっても患者さまにとってもハードなオペとなった。重症な歯周病でほとんどの歯が救えない状態であり上顎の１４本の歯と下顎の大臼歯４本の抜歯が必要であり一度に処置することになった。静脈鎮静法により患者さまはとてもリラックスした状態での始まりとなった。

１０：００　患者さま　消毒
１０：２０　静脈鎮静開始
１０：５０　オペ開始
　　　　　　上顎１４本の歯を５~６分で抜歯後に上顎前歯領域から切開し、
　右上３番　直径３．５㎜×１１㎜　Ａ１１　アンキロスインプラント植立
　右上２番　テンポラリーインプラント植立
　右上１番　直径３．５㎜×１４㎜　Ａ１４　アンキロスインプラント植立
　左上１番　直径３．５㎜×１４㎜　Ａ１４　アンキロスインプラント植立
　左上２番　テンポラリーインプラント植立
　左上３番　直径３．５㎜×１１㎜　Ａ１１　アンキロスインプラント植立

１１：３０　前歯部植立完了、右上７，８番部の植立開始
　　　　　　上顎洞を避けるように骨のある部位にソケットリフト法で植立

　右上７番　直径４．８㎜×１０㎜　ＳＰ　ストローマンインプラント植立
　右上８番　直径４．８㎜×１０㎜　ＳＰ　ストローマンインプラント植立

　　　　　この部位はとても骨が軟らかくほとんどドリルを使わずに骨を押し　　　　　広げながらの植立となった。初期固定も緩く手の感触で止める。

１２：００　右上臼歯部植立完了、左上７．８番部の植立開始
　　　　　　こちらも上顎洞をさけるようにソケットリフトで植立

　左上７番　直径４．８㎜×１０㎜　ＳＰ　ストローマンインプラント植立
　左上８番　直径４．８㎜×１０㎜　ＳＰ　ストローマンインプラント植立

１２：３０　左上臼歯部植立完了、下顎の処置に入る。まずは４本の抜歯を　　　　　　５分で行い、右下臼歯の植立を開始

　右下５番　直径３．５㎜×８㎜　　　アンキロスインプラント植立
　右下６番　直径３．５㎜×９．５㎜　アンキロスインプラント植立

１３：００　右下完了、患者さま一時トイレ休憩となる。
１３：１５　左下臼歯部の植立開始

　左下５番　直径３．５㎜×９．５㎜　　　アンキロスインプラント植立
　左下６番　直径４．８㎜×６㎜　ＳＰ　ストローマンインプラント植立

１３：４５　オペ終了、私の疲れたので１５分間のお昼休みをとる
１４：００　上下の即時義歯の調整開始
　　　　　　上顎は２本のテンポラリーインプラントと上顎義歯がうまく咬みこ　　　　　　みように調整し、即時加重とした。下顎はインプラントをすべて粘　　　　　　膜下に植立しているため義歯をくりぬき、部分義歯を装着した。

１４：５０　すべての処置完了、患者さまへの注意事項の説明
１５：００　患者さま帰宅

今年、３３、３４，３５，３６，３７，３８、３９、４０、４１、４２，４３，４４，４５，４６本目のインプラント植立となった。

画像はメインのインプラントとインプラントの間に一時的に義歯の装着を手助けるための細いインプラントで最終的には２カ月後に除去する。

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