予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック:今年２７回目のインプラントオペ

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2010年 03月 03日 ( 水 ) インプラント症例

今年２７回目のインプラントオペ

本日は今年２７回目のインプラントオペが行われた。今日の患者さまは左下１番の抜歯と同時の抜歯即時インプラントと左下２番の２本の植立となった。下顎の前歯の領域において欠損が生じる頻度は口腔内で最も低いとされている。下の前歯の幅は平均的には６㎜前後であることが多い。すなわち、６㎜に近い太さのインプラントは考えられず、細い３㎜前後のインプラント体が使われることになる。ストローマンインプラントにおいては直径３．３㎜の太さで１０~１２㎜のナローネックタイプが最もマッチしているサイズとなる。今回は直径３．５㎜の太さのアンキロスインプラントを使用した。
左下１番の根の先には膿があり大きく骨のハウジングが溶けていた。インプラントの植立方向も重要で上顎の歯のいい位置に咬みこむ方向へ植立できる場合はストローマンインプラントを使用するが今回のように骨の欠損が大きい場合や植立方向をあとで補正したい場合は２回法の２ピースインプラントが有利である。また最近では唇側の骨は経年的変化に伴い、吸収する傾向が強いので植立位置はや舌側よりとするようになった。

本日のオペデータ

左下１番　直径３．５㎜×１１㎜　Ａ１１　アンキロスインプラント使用
抜歯即時植立＋ＧＢＲ法
左下２番　直径３．５㎜×１１㎜　Ａ１１　アンキロスインプラント使用

骨質２度　初期固定良好　２~３カ月待ち

今年６４本目のインプラントであった。

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