ＩＴＩワールドシンポジウムジュネーブ初日��
さて、本日初日は午前中が
ＣＴによる
インプラント診断の話、午後からは新しい
インプラントに関する発表となった。
インプラントの診断にはコンビーム
ＣＴ装置がなくてはならないということと今後の
インプラント治療において
ＣＴデータをどこまで診断に生かしていけるかの可能性についての話と
ＣＴデータの落とし穴などについて数名のドクターから発表があった。私が興味をもったのはこのセッションの一番最後のバーチャルの世界と歯科が融合してきていることから歯科の教育現場のあり方も大きく変わっていくという話であった。歯科大学の学生は単なる歯科医師だけでなるコンピュータに携わるあらゆる方も教育の対象となるようだ。その一例として今まで歯を削るトレーニングを実際の歯牙模型上で行っていたものからバーチャルの患者の口腔内を再現したもので歯を削るトレーニングをおこなうということだった。私が以前に興味をもった石膏やレジンプリンターを扱う会社におかれていたバーチャルの画像を書いたり削ったりする感覚が手に伝わる装置を応用したものに似ていた。将来の歯学生は我々とは全く違ったデジタル環境で育ち一度に多くの情報を処理する世代であり今とは全く次元の違う環境を整えなくてはいけないということだった。
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