予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック:ROXOLID

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2010年 04月 16日 ( 金 ) インプラント最新情報

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ＩＴＩワールドシンポジウムジュネーブ初日④

ROXOLID
これもうわさされていた新しいチタンとジルコニアの合金インプラントである。いよいよ販売開始である。これに関する講演の内容を紹介しよう。最も安定した元素であるＴｉ（チタン）とＺｒ（ジルコニア）の合金は本来インプラントの強度を高める意味合いで開発をされてきたが、偶然にも生体親和性もよく骨との結合の相性もいままでの純チタンよりよくなっていた。開発の意図は今までの純チタンの細いインプラントはどうしても強度が足りず破折の可能性があり症例選択が必要であった。しかしROXOLIDは純チタンのインプラントに対して５０％増しの強度があり、生体親和性に劣るチタン合金（４Ｖ６Ａｌ）のものとほぼ同等の破折強度を得ることに成功した。その結果、単独欠損にも安心して細いインプラントを使うことができるようになった。現在国内で売られているティッシュレベルインプラントの直径３．３㎜インプラントとまだ未認可のボーンレベルインプラントの直径３．３㎜のものの２種類の形状のものが販売される。私が目をつけたのは当然ボーンレベルの3.3㎜タイプだ。

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