欧州脱出の記録1日目(ジュネーブ→フランクフルト)
本来なら最終日もシンポジウムに出る予定だったが予期もせぬアイスランドの火山噴火の影響で前日ヨーロッパの空港閉鎖が12ほどだったが30以上へと拡大し益々帰国が月曜日には無理な状況であり朝からホテルで噴火と空港の状況のための情報収集にほとんどの時間を費やした。このジュネーブのホテルのほとんどの日本人は翌日にフランクフルト空港へバスで移動して空港が開港するのを待つという確実な方法を選択していた。しかし、この時点では噴火がおさまる情報もなくむしろいつまで滞在すれば日本に帰国できるかが全く分からない状況であった。一歩先にイタリアのローマにいた4名の知り合いのドクターから状況を聞かされ、いまアジア方面に逃げることが出来るのはフィレンツセェ、ローマから南下するかギリシャのアテネから他のアジア方面へ経由して帰国するルートしか残されていたいということだった。とりあえず飛行機の払い戻しのことと今後のことも考えると一番確実なのは本来の経由地点であるドイツのフランクフルト空港に一度足を運んで状況を知ることだと思いドイツに向かうことが決まった。午前中の11時にホテルを後に鉄道でフランクフルトへ向けて出発した。さすがに空港閉鎖の影響でいきなり鉄道の駅から切符を買うのに1時間も時間がかかってしまった。フランクフルト空港まで3回の乗り継ぎで21時に空港に到着した。空港のカウンターはまばらでほとんどがクローズでひともわずかしかいない中でANAのカウンターを見つけたが誰もいない無人の状態で情報すら手に入れることが出来ずあきらめ前もって予約していたフランクフルト空港からタクシーで15分ほどの距離にあるマリオットホテルにチェックインした。部屋もツインのベッド2つの一部屋に3人が泊る久しぶりの学生時代の雑魚寝の状態であったが補助ベッドを頼んでなんとか寝れる状態となった。ふかふかなベッドでの睡眠もこの日を最後にこれからさらに悪環境になるとは知る由もなかった。
治療方針
簡易サイト
症例
マウスピース矯正
求人