今日は私にとっては特別な日。
平成7年7月1日に開業してから15年間が経過した。確か5年前にもブログでこんな記事を書いたような気がする。その時は単なる通過点としていたと思う。15年間は長いようだが私の記憶ではそれほどでもない。ひたすら突っ走り続けたからだろう。いろいろな患者さんと出会い別れ、記憶にない方もいるぐらいである。15年前のカルテを整理していてその当時が思い出される。そしていろいろなスタッフとも出会い別れがあった。
常に自分が正しいという信念のもとにやってきた。
新しい治療法があれば真っ先に参加して取り入れる。使えなければ止めるの繰り返しだ。病院の内装工事も毎年やってきた。分院を立ち上げては潰すことも数度あり。先日CTセンターのテナントビルを返却することにした。広げ過ぎたことに対しては自分の責任でもある。無駄を一気に削減することにした。15年間の膿出しだ。
水戸黄門の歌の出だし『人生山ありゃ苦もあるさ~』
その中でも財産となっているのは
星野歯科独自の治療ノウハウとスタッフ。
治療に関してはあらゆる歯科治療の分野でいけると思う。
インプラント治療、
矯正治療、審美治療、補綴、外科などバランスがいい。
そしてそれらを組み合わせた総合力。
だから他の歯科医院からの
トラブルケースばかりが集中するのか。非常に辛いケースばかり。どこまで対応できるだろうか。
そしてグローバル化したことからいろいろな人種の方が訪れる。英語も勉強しなければいけない。
こうやって文章にして初めて15年間の重みを感じることができた。
私の治療の目標はやはりいろいろ治療の選択肢の中から最適な方法を選択してその方法で治療をすることにつきる。世界では新しい治療法が開発されて進歩している。国内では非常に狭い中でレベルの低い保険治療が当たり前に行われている。はっきり言って終わっている。
日本国民は不健康になるだけだ。材料も日本でしか使われていないパラジウム合金主体でいつ
金属アレルギーになるかわからない状況にある。
義歯を入れても誰もが満足しない仕上がり設計しか選択できない。歯周病も変な型にハマったルールに制限されていて自由度がない。
インプラントも
矯正もセラミックス治療も当然のことながら保険治療ではできない。
保険治療では採算が合わないので適当になるし、薄利多売傾向となってしまう。
15年間でほとんど変わってないのがこの保険制度である。世の中の歯科医師は誰一人もこの制度をいいと思っていない。自分の家族にこの制度の治療を施すことはないのだから。ただ生活のために患者を治療しているだけむなしい。自分の親や子供にする治療を患者さまに提供したいというだけだが世の中は厳しい。
自費で治療する方がドクターサイドは保険治療の100倍ぐらい難しい重い責任がのしかかっている。材料費も高いしいろいろと経費がかかる。でもやりがいはある。
安い治療でいい治療はできない。歯科はコストがかかるからだ。安いものの裏には何かが潜んでいる。
保険治療に歯科の未来はない。海外研修、国内研修を受講するたびにそう思う。昨日の
矯正セミナーも結局は個人輸入の形で治療をすることになる。歯科の最先端治療は100%国内では認可されていないし認可が下りには5年以上かかるものもある。いっそのこと海外で日本人相手に治療した方がよっぽどいいかもしれない。
私は20年以上前から保険制度の問題に気づいていた。それも卒後1-2年ではっきりしていた。だから卒業と同時に
インプラント治療を勉強し始めてすぐ
矯正、審美治療も勉強し始めた。
私の15年前の予想はどんピシャッと的中していた。これから15年間をどう生きる?
インプラント治療は材質に変化がある程度でそれほど変わらないだろう。
矯正治療はまだまだ発展の余地がある。
審美はこんなものだろう。
再生治療は脚光を浴びるのではないだろうか。
失われた組織の再生が現実味を帯びてくるだろう。
保険制度は崩壊する。
新しい制度になれば国内も変わるだろう。
混合治療解禁!
いい治療をしていても経営的に行き詰まればout!
そんな時が訪れるかもしれない。
それと自分も確実に老いてきているので気力がなくなればout!
さて、人生の終わりは案外早いかもしれないのでやりたいという気力があってできるときに思い切りやろうと思う。
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