インプラント100時間セミナー参加
まさか盛岡で
インプラント100時間コースを受講することになろうとは夢にも思っていなかった。ほとんど梅原先生に会いにきたようなものだ。それでもしょっぱなの
根管治療の話は今の自分の中では旬な分野のひとつ。
秋田の佐藤暢也先生はエンド専門医で
根管治療の話をする。
根管治療はここ数年の間に成功率が上がってきている。その大きな要因にマイクロスコープの発展やCT,MTA,NiTIファイルの出現が挙げられる。手探りの感覚的治療からの脱却である。
根管治療専門医の考え方も2週間前受講した四谷の澤田先生など世界の傾向を理解できた。
インプラント治療と
根管治療は正反対の分野である。方や保存治療で方や
抜歯の世界である。最近の
インプラント推進路線に警笛を鳴らしていた。
根管治療をせずに
抜歯をすることにはやはり問題がある。
あとの2つの講義内容は低侵襲オペとスプライン
インプラントについてであった。
岩手の中里先生の話は低侵襲オペについてであった。デンタルコンセプトの中村杜綱先生と三好先生の提唱するグラフトレスであった。
ノーベルバイオケアの
インプラントを使用する大御所達はいつも同じような講演内容である。もう耳にタコができるぐらい聴いている。ノーベル
ガイドを使用した
ガイドサージェリー、ショート
インプラント、傾斜埋入、などである。チタンメッシュについての評価が高かった。チタンメッシュは必ず2度のオペは必要であり低侵襲オペとはいえないはず。感染しにくいというなら吸収性のメンブレンを使えばいいと思う。
最後の秋田の鷲谷先生の講義は地域医療に取り組んでいるという東京ではマネのできないお話が中心でスプライン
インプラントの話はおまけに思えた。地方ならではの医療環境がそうさせるのだろう。私のスタイルとは違うのは仕方がないだろう。クリニック内に入院施設を作り術後管理に力をいれていらした。急性症状や術後に静脈確保で腫れや痛みが最少になるように心掛けていた。スプライン
インプラントの
症例提示があったが
インプラント喪失時のレントゲンからやはりHAコーティングには将来的な不安を感じた。私が15年間見てきた失敗
症例と比較しても吸収が激しく
インプラント周囲炎を起こすと助けるのが難しいようだ。それとスプラインのエクスターナルタイプは時代に逆行しているコンセプト。
いろいろな
インプラントがありどれも万能なものはない。それぞれの欠点をカバーするように使えば臨床上は問題ないだろうか。
隣の席にはmacオタクの工藤先生知り会えたのはよかった。2人でipadで講義を録音しながらメモをとることができた。sound paperなる600円のソフトをapple storeからdown roadして受講。受講中もiphoneのソフトについてレクチャーを受ける。梅原先生もスタッフ全員にipadを10台も買い与えた模様。
青森インプラント研究会のメンバーは皆Mac Fanだった(笑)
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