この連休は茅ヶ崎にきている。茅ヶ崎といえばサザンオールスターズを思い出す方は多いはず。茅ヶ崎のメインの浜は茅ヶ崎サザンビーチでありその沖には烏帽子岩が遠目に見える。夏場のサザンビーチは大賑わいである。毎年、海の日には38の神社からのお神輿が隣の西浜に大集結する。このイベントを見るために10万人近い人々が浜に集結する。
今から160年ほど前の天保9年(1838)、寒川神社の神輿が、例年春に行われる国府祭(こうのまち)【大礒町国府本郷】に渡御した帰途、相模川の渡し場で寒川の氏子と地元の氏子が争いを起こし、川に落ちて行方不明になってしまいました。その数日後、南湖の網元である孫七さんが漁の最中にこのご神体を発見し、寒川神社に届けたことを契機に、毎年同神社の神輿が、そのお礼のため南湖の浜に赴き、「禊(みそぎ)」をするようになったと言い伝えられています。
一方、江戸時代後期に幕府がまとめた『新編相模国風土記稿』によると、鶴嶺八幡宮では、寒川神社のお礼参りよりずっと古い時代から、心身の罪やけがれを清める「みぞぎ」の神事を行うため、毎年、浜辺への渡御が行われていたとあります。
早朝5時より神輿が集結する。『ドッコイ!ドッコイ』という独特の掛け声で盛り上がる。各神社のお神輿が次から次へと波打ち際へ近づいてくる。いくつかの神輿が海の中に入る。大きな波が打ち寄せても踏ん張る担ぎ手達はますます盛り上がる。日本の夏はやはりお祭りで盛り上がるのが一番だ。