この3日間は年齢に応じた欠損部の治療法について考えていた。例えば最も多い欠損部の
症例が下顎6番の欠損であるならばどのような治療法を年齢に応じて考えていかなければいけないのか?
10才代の場合
まだ、顎の成長がある段階なので一時的に
義歯治療が第一選択となり、20歳を超えて成長が完全にストップしてから
義歯から
インプラント治療へ移行するのが最も有効。
20才代の場合
成長もストップしているので最も長期的経過のよい
インプラント治療が第一選択となる
30〜40才代の場合
インプラント治療が第1選択
50才〜70才代
さて、50才代以降になると全身疾患が体を蝕んでいる可能性があり、投薬、糖尿病、高血圧など簡単に
インプラント治療がしづらい環境になってくる。こうした場合は、担当内科医との連携が必要で、不可能という場合は
義歯治療もしくはブリッジ治療を選択していくことになる。固定式にこだわるならばブリッジ治療を選択する。
80才代以降
最近は80才代の方でも
インプラント治療をご希望される方もいらっしゃるが大抵の方は
義歯治療を選択することになる。全身的な体力、疾患、多くの内服薬を飲まれているなどリスクを伴うからだ。それと経済的な問題や治療に対する期待値の低下も
義歯を選ぶ理由のひとつだ。
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