今日もまた
トラブル症例の新患である。毎日駆け込み寺状態。他の病院での問題
症例のフォローである。今回はラミネートべニアの問題である。ラミネートべニアの接着操作に問題があり1枚がはずれ残りの5枚はセメントが残り5本の歯が連結状態になっていた。患者様も涙しながらの訴えである。ラミネートべニアは単独の歯にそれぞれつけ爪のように薄いシェル状のセラミックを張り付ける技術である。歯の表層が変色した方に適用される。
このような初歩的なミスを犯しながらもそのミスを認めない歯科医師ははっきりいって消滅したほうがいい。ミスは認めてやり直しをさせてもらうのが本来のあるべき姿であろう。
私は自分のミスは認めそして患者様にフォローのお話をするようにしている。人間は万能ではないのだからミスをしたときは素直に謝ったほうがいいと思う。そうしないと患者様を不幸にするとともに信頼も失うことになるからだ。
歯科治療においてもあらゆる治療においてもミスというものはつきものだ。そのミスをそのまま受け流すのではなく反省して2度と同じミスは犯さないという気持ちで患者様に事実をお伝えして最善のフォローをするべきだろう。このスタンスはどの業界にも通じることだと思う。