ワールドデンタルショーとはいうものの国内で売れれている製品はほとんどが2年以上前に海外で発売された旧商品である。国の薬事の審査があまりに停滞している結果であり、ものによっては5年以上かかっているのにいまだに認可が下りていないものは多々ある。そういうことで2年に1回参加しているドイツのケルン開催IDS ワールドデンタルショーを見ていれば国内のブースを見る意味はあまりない。国産のメーカーだけをみればいいことになる。
私はこれからは患者のニーズがMI=歯をなるべく削らない治療、なるべく保存する方向性がさらに強まると考えている。
抜歯をしないようにするためには
根管治療の成功率を上げるということから今回は
根管治療用のグッズと
虫歯検知の装置、など日ごろの当たり前の治療の精度をあげる器具を中心にブースをみた。
インプラントのメインブースはすべてパスして唯一韓国メーカーのものを見たがこんなものはIDSでは似たような
インプラントがゴロゴロと転がっているので安さには全然驚かなかった。
それと今回の講演には全く参加しなかった。それもわずか4万円でいろいろな話を聞けるというメリットはあるがひとりひとりの演者の内容は時間の制約があるのであまり魅力がない。もう少し高いお金を払ってしっかりと1日のコースに参加したほうがいいと思う。