私のクリニックでの新規の患者様の多くは他の病院での治療が途中になっていてそこから継続のお願いということでいらっしゃるケースが非常に多い。
インプラント治療の
トラブルの引き継ぎも非常に多いし、型取りをしないまま上部構造がないまま継続を求められることも多々ある。本日は海外で治療が中断したケースでありきちんと
アンキロスインプラントが植立されていたので2次オペをして型をとるだけの割と問題のないケースであった。
もうひとつのパターンとしては何年も仮歯の状態が続きそのまま放置されているケースだ。先週も10本ぐらいが仮歯の方と5本ぐらいが仮歯というケースの方が来院された。
私のクリニックでも治療の途中で中断していつの間にか来なくなってしまう患者さんがわずかにいる。何かのきっかけで通院が途絶えてしまうことは結構あるものだ。それが金銭的な問題であったり、引っ越しであったり、家庭内の不幸であったり、本人の体調不良によるものであったりとさまざまである。こういう患者さまをフォローするには定期的に電話もしくはメールをおくるしかないのだろう。それでもまったく連絡が取れなくなるケースもある。
日本の歯科受診率は3割ととても低い。本当に悪くならないと歯科に通院しないという方が多いということだろう。これは先進国中ではたぶん最下位ではないだろうか。アメリカやヨーロッパではリコールシステムが確立されているので定期的に電話やはがきを送り患者も定期的に通院するのが当たり前になっている。このへんを改善して行きたいと思う。
治療方針