今日の内容もドクター向けです
先日、新しいタイプの
インプラント植立を右上６番に行ったが
インプラントの形状でこれほどまでに植立の感覚が違うことに驚かされた。私が多く使用するのは
ストローマンインプラントのサイズでいうと直径４．８�弌滷隠悪丕咤丱織ぅ廚任△襦�この
インプラントの特徴は太い骨の臼歯部に多様し、骨との結合がほぼ１００％保証されているような私の中でもお気に入りのものである。骨の中に入れるときは割とふわっと揺れない程度にいれておけば２か月も経つと確実に骨と強固に結合される。先日
ノーベルバイオケア社のNobel Active 直径５．０�弌滷隠悪个箸いΕ汽ぅ困破榮�と全く同じ術式で入れた時には１００Ｎほどの力をいれないと
インプラントが回転しないほどであったが
ストローマンインプラントでは１５Ｎでも空回りした。
ストローマンインプラントは植立した周囲の骨を圧迫させないような構造になっている。その正反対の
インプラントがNobel Active ということになる。
ストローマンインプラントの表面性状はSLA（サンドブラストしたものを強酸で処理した構造となりラフな凹凸構造で骨との結合が重視されている。それに対して
ノーベルバイオケア社はすべてタイユナイト（タコ壺構造）なので骨との結合はSLAに比較するとかなり劣る。それでも骨と結合してしまえばそれほど大差はなくなる。
ストローマンならば正確に治癒のプロトコールが確立されているので植立から６週間以降に印象８週間以降に補綴すれば問題は少ない。（骨質４度なら１２周間待ち）
左上はタイユナイトの骨接触率のグラフ １２週間で６０％しかない。ここが問題点で結合が遅い！ＳＬＡは１２週で８０％レベル
骨との結合のスピードの遅いタイユナイトとNobel Activeの組み合わせからいつから印象→補綴操作をするかは定かでない。70N以上で植立されても３か月以内に安心してアバットメントを35Nで連結できたとしても咬合圧で落ちる可能性はあるだろう。本当に骨と
インプラントが結合するにはタイユナイトの場合最低でも３か月以上は必要か。
要するに使い分けを間違うと痛い目に合う。その可能性が
ストローマンインプラントのほうが相当に低いと思う。
治療方針
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