予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック:薄い骨の条件に合わせたRoxolid implant 治療

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2010年 12月 17日 ( 金 ) インプラント症例

薄い骨の条件に合わせたRoxolid implant 治療

本日は骨の薄い症例に対してRoxolidと呼ばれるチタンとジルコニアの合金の細いインプラントを使用して骨の造成術を回避しながらインプラント植立を試みた。３㎜の骨に対しては従来のアプローチでは骨の厚みを増やすためにべニアグラフト法もしくはリッジエキスパンション法（大口法など）さまざまな道具を駆使してインプラントを植立してきた。本日も術式は極めて簡単な方法で植立をおこなう。とにかくいろいろな方法があるが、なるべく患者の負担を経済面や精神面などから少なくする方法を選択するようにしている。骨の幅を骨の内部から徐々に広げて細くて強度があり骨と結合する能力の高いインプラント体を使用することが望ましい。このようなインプラントはいまのところ世界的にみてもRoxolid インプラントしかみあたらない。

Roxolid implant (Ti-Zr)の優位性の表
　
　　　　　　　　　　　純チタン　　　チタン合金　　　Roxolid
強度 + ++ ++　　　　　　　　　　
インテグレーション ++ - +++
生体適合性　　　　　　++ + +++

左下図
撤去時トルクRoxolidがチタン製より高く有利
下中央
骨の寄り方もroxolidが勝る
右下図
インプラント間距離に余裕ができ結果的に骨が安定化する

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