予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック:ZENO STARの応用

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2011年 01月 16日 ( 日 ) ジルコニアオールセラミッククラウン

ZENO STARの応用

私のクリニックでは完全メタルフリー化したことから被せものの修復物に金属が使えないことからその９割はe-maxオールセラミック材質を使用している。
強度が大幅に向上したとしてもまだ万能とはいえない。今年に入って使用開始から３年目に突入しているが数ケースで破損が発生している。昨年はほとんどなかったが少々増えてきた。この原因のほどんとはｅ－ｍａｘ材質を薄く使用した場合がほぼ９割で１㎜以下の厚みで使うと問題が出てくる。そして使用するセメントにでも影響が出る。レジン系セメントで壊れたケースは１ケースほどしかないが仮付用セメントで緩んだ場合は咬みこんで割れるケースが目立つようだ。厚みがある場合は緩んでもただ取れるだけだが１㎜以下だと割れてしまう。

このようなトラブルケースに対しては完全ジルコニア材質であるZENO STARを応用している。e-maxの曲げ強度が３６０～４００メガパスカルの破壊強度があるのに対してzeno starでは曲げ強度１1００メガパスカルある。ほぼ金属と同じような薄さにしても壊れる可能性は低いと思われる。

硬い分だけ研磨が難しい。なかなか表面に艶がでない。そして色を付けることが難しいようだ。使用部位は臼歯部のクリアランスの少ない症例に向くだろう。

本日はクリアランスがほとんど取れない症例に対してメタルフリー化させるためにzeno starを応用した

治療方針

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