2010年度の
インプラント植立総本数は252本と例年の2割減という結果。
しかしオペの回数自体はあまり減少していないということから1つ1つの
症例が少本数化したということがいえそうだ。以前ならば2本欠損に対して2本入れていたところ1本になったというケースが非常に多い。また3本連続欠損に対しても2本で
インプラントブリッジにしたというケースが多かった。そして、全顎的な多数歯欠損
症例の減少がある。これは相当に景気の影響を受けていることが言える。なるべくコストを減らす努力を私もし、患者さんも治療を希望しなかったということだろう。
それではロストについては1ケースすべて同一患者4本という結果である。
上顎のソフトボーンに対してサイナスリフト後6か月経過したにもかかわらず骨質が悪く植立後しばらくして浮いてきてしまった。再度予備で多めの2本を追加したが2本に問題が生じた。
結果的には252本中4本がロストで例年と同じ成功率で99%となった。ここ7年間では2309本中の大半が
ストローマンと
アンキロスインプラントで行われている。また、2010年度からは
ジルコニアインプラント5
症例という結果である。
治療方針