本日は午後から横浜パシフィコで行われている
インプラント学会に出席した。ランチョンセミナーも各フロアで行われている中で
ストローマン、ノーベル、イボクラ、などいろいろあったが私が選んだのは一番知識の乏しいノーベル。小濱先生のリプレイスセレクトのコースには出たこともありそのあと食事もしたので今回は小濱先生を選択した。途中からですべてを聞くことはできなかったが私の予想通りの講演内容で硬い骨には要注意!それ以外はほとんどのケースで使えるということだった。このフィクチャーもう少し使ってみようという気になった。
午後のメインホールは外人3名演者それぞれノーベル
インプラント代表Dr.RompenVS
ストローマンインプラント代表Dr.SalviVS
アンキロスインプラント代表Dr.Weiglという内容。この舞台裏は昨年末に市場に出たノーベルアクティブvs3月にでるであろうボーンレベルvs同じく3月に出るであろう
アンキロスCXという前歯部の
インプラントの主導権争いがあるからだろう。このなふうに見ているのは自分だけだろうか?
自分の中では勝手に盛り上がっていたのに残念なことに会場は1000人は入れそうな中に100人ぐらいとスカスカの状況。違う階の阿部二郎先生のデンチャーの講演は立ち見でいっぱいということだった。せっかく、海外から遠路はるばる横浜まできたのに演者の方たちには申し訳ないという気持ちで私は一生懸命他の日本人ドクターの代わりに講演を聞いた。
ノーベル
インプラント代表Dr.Rompen
インプラントのアバットメントはチタンや
ジルコニアが生物学的にも有利で軟組織の結合付着がおこるが金やレジン、セラミックポーセレンではおこらない。1度とりはずしたアバットメントを再度装着すると汚染されているので軟組織の付着がおこらないとのこと。できれば1回で取り付けたアバットメントは2度と外さないようにするべき。ノーベルアクティブのようなプラットフォームスイッチタイプの
インプラントはマイクロギャップをずらして骨組織より遠ざけることで骨の吸収をなくし、歯茎のバイオタイプを厚くすることができる。
結論としては通常の
インプラントを使用すると80%が歯肉退縮をおこすがプラットフォームスイッチタイプでは13%に減らすことができる。
ストローマンインプラント代表Dr.Salvi
今週で3回目の受講で耳にタコができそうなほどまったく同じ内容。だいぶ疲れている感じ。10年間のSLA
インプラントの生存率98%、ボーンレベルの話。
アンキロスインプラント代表Dr.Weigl
今回で2度目の内容。台湾で聞いたことある。スライドもほとんど後半は同じだった。前歯部の
インプラント治療をするときには
抜歯するときに
抜歯を予定している歯のエマージェンスプロファイルを印記しておくことで簡単に前歯の
インプラント治療を成功させることができる。
抜歯した歯が作り出している歯茎の形態をそのまま再現すれば
抜歯即時埋入+仮歯(
抜歯した歯の形態を模倣する)ことでGBR法などは必要ない。
アンキロスインプラントで深めの植立+即時荷重をする。そのときに
ジルコニアアバットメントを装着(プロファイルを模倣)する。初期固定が悪ければハーフクラウン(ヒーリングキャップにプロファイルを模倣)して装着する。Dr.Rompenと共通するのはアバットメントの交換をオペの時の1回だけ。
要点はこんなもの。これだけ読めばあとは聞かなくてもいい感じだった。
このスカスカの会場にいた先生は私の尊敬する飯島先生と原先生だった。
フェイスブックでも会うし。大体考えていることが同じ(勝手に思っているだけかもしれないが・・・)
久しぶりに玉木先生もいた。私の横は竹味先生と朝日先生本当によく会う。
会場の外にはお疲れの田中譲二先生が・・・本当にお疲れ様でした!
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