私のクリニックでは歯科医師も
技工士の仕事をしている。CERECを導入した3年前からインレーと臼歯のクラウンは自分たちで作ることが多くメタルフリーで治療をして3年間は金属製品の
技工は一切ない。(
義歯関係は使うことがあるが)。金属でアレルギーを起こす患者は非常に多く。このような取り組みをして
治療方針も明確にした結果から多くの患者様からメタルを除去してほしいという要望が増えて毎日のようにメタルをはずしてはe−maxに交換している。本日も
金属アレルギーの患者様に対してチタンのパッチテストを実施し、陰性という結果からチタン
インプラントでの計画を提示させてもらった。こういう患者様ではチタン以外の金属は一切使えないことから私のクリニックでの診療を希望された。
私の考えでクリニックから金属をなくすということには相当な決断が必要であった。保険治療では金属修復物がメインであり、金属をどうするかといった問題があったがこれも完全にメタルフリー化を実現している。
自由診療だからメタルを使わない。保険診療だったらメタルを使うというのは矛盾していると思う。こういう病院は案外多いと思う。
セラミックを修復物として使用する場合は審美性と耐久性を併せ持つ材質を使用しなければ長期的な安定は得られないことから私のクリニックではセラミックはインレー体、アンレー体、は100%e−max。臼歯のクラウンは90%が
e-maxステイン法、それ以外は
ジルコニアフレーム+ジルプレスもしくはゼノスターを使用している。前歯は審美性を考慮して
ジルコニアもしくはe−max+レイアリング法で仕上げている。
診療後や診療の合間を利用して私も篠山先生も中村先生も
技工をしている。今日は右下、左下の画像でもわかると思うが6本製作。(左上のものは以前に私の作った臼歯のフルマウスケース)私の場合は
技工以外には、
インプラントの診断、
矯正の診断、
インビザラインのクリンチエック、治療計画と見積もり書製作などやることが多く毎日残業である。自宅では患者さんからのメールチェック、相談の返事、ブログの更新、
フェイスブックの更新で一日はおわる。
講演会の依頼もあるがこれはほどほどにしないとクリニックのほうがおろそかになってしまう。
治療方針
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