予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック:NNI3.3かBL3.3㎜？ストローマンかアンキロス？

★究極の歯科治療を目指して★
患者さんや歯科関係者のために多くの歯科情報を公開していこうと思います！
皆様が特に関心のある予防、インプラント治療、矯正治療、審美歯科治療、ホワイトニング、メタルフリー治療について色々な情報を正しくお伝えできたらと考えています。
一度治療したらそれ以上悪くならない治療・虫歯や歯周病を発生させない治療を目指しています。
そして、このブログが患者様の治療に役立てたら最高だと思います。それと多くのコメントをお待ちしています。
治療に対する質問は直接メール相談できるコーナーがございますので左側の『歯科治療プライベート相談』から院長　星野と直接相談を行うことが出来ますのでどうぞご利用ください。返事は２～３日中には必ず返事を出します。

東京都世田谷区駒沢１－３－１７
星野歯科駒沢クリニック
月曜～土曜日　１０：００－１３：３０　１５：００－１９：００
０３－５４８６－８４４０

2011年 06月 15日 ( 水 ) インプラント症例

NNI3.3かBL3.3㎜？ストローマンかアンキロス？

本日のインプラントオペは３本。CTのデータを見てシムプラントでシュミレーションをしてみて右下４番単独に対しては骨幅がうすくてインプラントの直径は３．３㎜を選択するしかない状況であった。こういう場合にストローマンインプラントでは４種類の選択肢がある。通常のレギュラーネックの３．３㎜インプラント、ナローネックの３．３㎜インプラント、ＢＬ３．３㎜インプラント、３．３㎜ROXOLIDインプラント
４つのうち国内で使用できるのは先の３つ。ROXOLDはいま在庫がないので国内で売られているものから選択するときに審美性と強度を考えるとナローネックに軍配があがる。レギュラーネックはインプラントネックにストレスがかかると折れる危険性があることと骨の幅の薄い部位に使用すると必ずマージンが見えてくるので使用できない。その点ナローネックは審美性はよく、強度も高い１ピースインプラントである。ＢＬ３．３という選択肢も考えてはみたが純チタン製のBL3.3の断面像を見るとかなり薄いので咬合力のありそうなケースに要注意だ。ROXOLIDがあればＢＬ３．３ROXOLIDが最有力になっていただろう。

さてその後方の６番に対してもわざわざメーカーを変えてアンキロスインプラントを植立した。この理由は骨の歯幅がストローマンインプラントには向かないサイズからだ。ストローマンインプラントの欠点は３．３㎜インプラントの次のサイズがいきなり４．１㎜になるためにその中間のサイズがないことにある。以前ならこういうケースにはスイスプラスナロータイプの３．７㎜インプラントを使用していただろうがいまはアンキロスの３．５㎜インプラントを使用している。

本日のオペ内容
右下４番　直径３．３㎜×１０㎜　NNII ストローマンインプラント使用
右下６番　直径３．５㎜×１１㎜　A11 アンキロスインプラント使用
左下７番　直径４．１㎜×１０㎜　SP ストローマンインプラント使用

フラップレス法、最小切開剥離法

治療方針
フェイスブック

-- この記事への外部リンク: