3年前より完全メタルフリー化が進みほぼすべてのかぶせものが
ジルコニアや
E-MAXで製作するようになった。先月導入したCEREC IN LABOによりさまざまケースで
ジルコニアのフレームを試行錯誤的に応用してきた。CERECではどんなに大きなケースでも7〜8本程度の連結にしか応用ができない。その理由としては最大のブロックを使用してもゼノのようなフルでは応用できないことにある。本日のケースでは
ジルコニアのフレームを金属フレームの代わりとして硬質レジンと絡ませて利用するケースにチャレンジした。いままでの硬質レジン前装冠の連冠をメタルフリーにして
ジルコニアで製作ということになる。また、上下顎臼歯部の生活歯でクリアランスの少ないケースでもフルの
ジルコニアクラウンにすることでメタルを一切使用しなくても安心して補綴ができるようになった。さらに本日はカスタムの
ジルコニアアバットメントを前歯のケースで先に装着してその上からテンポラリークラウンにして歯茎の反応をみてマージン部を普通の支台歯のように形成して天然歯のようなダイレクトな印象で製作する方法をとった。
インプラント治療の患者臼歯部2〜4本連結の咬合力の強い方では
ジルコニアフレーム上に
E-MAXのクラウンを取り込んだ方法で補綴するようになった。
皮膚科の先生に入れた
ジルコニアインプラントも快調、
ジルコニアインプラント装着のメンテナンス患者も快調。
パラジウム合金はもう3年前から完全に使用していない。
このようにいろいろなケースで
ジルコニアを利用していくとメタルを使用するケースはほとんどない。唯一
アンキロスのSYNCONEシステムを使用するときは既製品がゴールドである。
今後は
インプラントのアバットメントを100%近く
ジルコニアにしていくつもりだ。その場合は
インプラントと接合する部分はチタンで受けるようにする。直接の
ジルコニアアバットメントは
インプラント内面を傷つける可能性があるためだ。
治療方針
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