歯科の世界で最も会員数が多いのが日本口腔
インプラント学会である。今年で12000人もの会員がいるそうだ。私が10年以上前に入会したときはわずか3000人であったが専門医制度に移行した5年ぐらいまえから急激に会員数を増やしている。今回の学会で最も会員が多く集まったのが専門医のための講座である。内容は至って平凡な基本的な内容で得るものはほとんどなく普通に
インプラント治療していれば当たり前のことを再確認するような内容であった。そのような内容にこれだけの会員が集結するのには専門医の必須講習会になっていてこれを受けていかないと専門医になることも専門医を継続することもできないからである。大学の卒業のための単位をとるようなものである。
正直、わざわざ診療をつぶして聞くのは無駄だと感じたが仕方ない。そして次の日の朝の名古屋放送のNHKでは朝の6時から9時ぐらいまでの間のニュースで3回もこの
インプラント学会のことを取り上げられていた。ここにも政治力が働いていると感じだ。世の中の
インプラント治療の質が落ちて、さまざまな
トラブルが生じていて、この
インプラント学会で再発防止のためのルール作りをしているといった内容だった。
2日目からは本格的な学会でさまざな部屋で学会発表、海外の先生の講演、
CT各社のプレゼン、機械の展示などがされていた。
私は迷わず海外の先生の講演を聞き、ランチョンセミナーはCGF,午後からは10社による
CT製品の紹介プレゼンを聞いて製品ブースに立ち寄る。
これも
星野歯科の
CTで高額な修理費をメーカーから請求されているためでアフターのよい製品に乗り換えを考えているからだ。
3日目は午前中は
CT展示ブースで目をつけた
CTメーカーの担当にいろいろと質問をして情報取集した。シロナ製かkavo製のどちらにしようか迷っている。ランチョンセミナーは数週間前にバンクーバでいっしょの草間先生のカムログ
インプラントとCERECの話を聞く。最後は専門医制度のルールについて講義があったのでそれを聞いて名古屋駅に向かった。
最近あってなかった多くの
インプラント治療をされている先生と再会できたことはよかった。
治療方針
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