今週の金曜日からシンガポール2泊3日。材料買い出し講演会に出発予定である。今年は海外、国内と情報収集、材料買い出しを繰り返しこれが今年最後になりそうだ。いいかげん診療に専念しないと患者様におしかりを受けてしまいそうだ。今回も国内では販売されていないEasy graftとR
Roxiolid
インプラントの買い出しがメインである。Easy Graftは操作性が抜群に良くメンブレンのいらない人工骨移植材であり患者様にも安心して使える材料である。リン酸カルシウムの黄金比率であるβtcp:HA=4:6で配合されている顆粒が納豆のように引っ付きあいセメントのように固く固まり顆粒間に血液が介在して次第に自分の骨に置換されていくものである。
Roxolidはチタンと
ジルコニアの合金で現在国内で販売されている
ストローマンインプラントのNCタイプの機械的強度が1.5倍になった新素材の
インプラントである。この
インプラントは細くても折れない、というメリットと生体親和性が純チタンよりも高く骨との結合強度も高いという特性がある。私は臼歯部にこの
インプラントを積極的に使用していく目的で購入する。
今回のシンガポール講演は私と
青森インプラント研究会の梅原先生と中島康先生との3人で講演することになっている。内容はこのEasy Graft、
インプラントの
トラブルの
リカバリーについて、新しい外科器具ついて、
ジルコニア材料についてが講演内容となりそうだ。
今年はいろいろな先生方と出会えいろいろな情報を得ることができた。歯科の中での自分の得意な分野を極めようとする先生方とも知り合え、まだまだ自分が未熟であることに気付かされた。歯科の世界の進歩は本当に早い。それも毎年のように加速しているように思う。どこまで追求すればいいのだろうか?これをしなくなったら終わりだろうと自分に言い聞かせながらなんとか頑張っている。
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