世界には100社ぐらいは
インプラントを製造販売する会社が存在する。その中で独自に開発製造するものとよく売れている製品をコピーして改良したものを売る2つのメーカーが存在する。独自に開発するには研究、開発費用、人件費がかかり最終的には
インプラント1本の価格は高くなる。その反面コピーする会社は研究開発費が抑えられ価格は安くなる。
このように本当に
インプラントをしっかりと研究してデータを取って世の中に出しているものは少ないと言える。歯科の学会等で研究論文で使用されている
インプラントメーカーは
ストローマン、
ノーベルバイオケア、アストラテックがほとんどである。
インプラントの研修会に参加して思うことはしっかりとした基礎のデータを示してくれるメーカーはごくわずかであること。そういう状況で最も安心するデータを毎回出してくれるのが
ストローマンインプラントと
アンキロスインプラントである。それも長期データ10年で97%以上の生存率。
他のメーカーでこのようなデータを示してくれたところは皆無である。私は
ストローマンインプラントを平成5年から使用しているのですでに18年経験をしている。この経験年数は現在各地で講師をされているドクターよりはるかに経験年数が長いと思う。
私がブログに書いている内容は自分の経験したことを中心に書いているのでうそはないと思う。(たまに間違えたことをかいているかもしれないが)
結局のところ、ほとんどの先生たちがこの一番重要なところを無視して他社のメーカーを使用しているのが現実である。そして10年以上経過したときに自分に返ってきて初めて気づくのだろう。
それと長年
インプラント治療をしていてだんだんと増えてくるのが
インプラント周囲炎の
症例だろう。天然歯でも年齢が増すごとに増えるのが歯周病。
インプラント周囲炎は
インプラント周囲の骨が歯周病と同じように痩せる病気である。この
インプラント周囲炎になりやすい
インプラントメーカーがある。特に
ノーベルバイオケア社のタイユナイト構造やHAタイプは感染したときに構造上除染がしにくい。
このあたりもよく考えて
インプラント選択をしなければいけないだろう。
治療方針
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