今日は2本の
E-MAXクラウンを自ら完成させた。
技工というとほとんどのドクターが外注文でクリニック外の
技工所に補綴物の製作依頼をだしている。私のクリニックでは補綴物のクオリティーを高めるために院内
技工にしている。これは私が開業した1年目からそうしている。
インプラント治療や審美治療での最終段階では
技工士の質によってできばえが相当に変わる。そして院内であればきめ細かくオーダーを
技工士にすることができ、結果として自分の望んだ補綴物が仕上がることになる。
それとCERECシステムを導入して3年たつが、臼歯部のクラウン、インレーはほとんど自分で製作している。審美部位や複雑なケースは
技工士が担当している。
技工を自分でやることにメリットは歯の形態を模倣する訓練、色彩感覚が研ぎ澄まされる、
技工士の仕事のむずかしさを理解することができるなどである。これらは
技工士に指示を出すときや自分で仮歯を作るときに役立つのである。それと材質の特長についても理解することができる。
CERECのソフトでどこまでできるのか?色調はどこまでそろえられるのか?形態はどれくらいカッコよく仕上がられるのか?適合はどこまで精度をあげられるのか?など課題は多い。形成、印象、咬合採取、製作、装着をすべて自分でやることでどのステップに問題があるのかがわかるようになる。
治療方針
フェイスブック