歯科治療における
CAD/CAM普及率は欧米で10%の歯科医院とされているが国内ではまだ2%にも満たないそうだ。私がクリニックに導入しているCERECという
CAD/CAMは国内では1300台が導入されているとのこと。
私も今年の9月にバンクーバでCERECトレーナーコースを受講して国内でこの資格を持つ者は20名ほどとなった。
昨日は西新宿開業の草間先生のクリニックにおじゃまさせてもらい、新トレーナーになった先生方のケースプレゼンテーションがおこなわれ、横須賀の小池先生が中心となって立ち上げているJSCADの忘年会に参加させてもらった。いろいろな先生との話を聞いて、今後はこの会が飛躍的に伸びるような勢いを感じることができた。
その理由としては2月から国内でCEREC4.0ソフトウエアが販売になり、今までのものとは格段に操作性が向上している。1度に上下左右前後の印象からさまざまな種類の補綴(インレー、クラウン、ブリッジ、べニア、接着性ブリッジ、インレーブリッジ、
インプラント上部構造、)が製作可能となり、さらにさまざまな材質(
E-MAX、
ジルコニア)を加工することができるようになる。CEREC SYSTEMは1歯科医院に1台が標準の時代になるかもしれない。
また、今後はCERECと
CTとの連動で
インプラントサージカル
ガイドの製作や
技工用の作業用模型もこのCERECで削りだして製作できるようになるなど多くの可能性を秘めている。
さまざまな
CAD/CAMシステムがある中、最も早くにデジタルデンティストリーを手にいれることができるシステムといえよう。
治療方針
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