今年度の
インプラント植立は合計280本となった。7割が
ストローマンインプラントとなり、2年前まではほぼ互角であった
アンキロスインプラントが3割減となった。その理由は明白で、
アンキロスインプラントの最新バージョンであるCXタイプの厚生労働省の認可が下りなかったのと、その逆に
ストローマンインプラントからは新しい2回法用ボーンレベル
インプラントが販売されたからである。もともと私が
アンキロスインプラントや他社の2回法
インプラントを使用してきたのは従来のテッシュレベル
ストローマンインプラントでの前歯での
症例をきれいに作るのは難しいという欠点をフォローするためであった。
また
ストローマンインプラントの世界シェアが完全にノーベル
インプラントを抜き去り1位となり世界的にも認められた
インプラントを使用するのは時代の流れである。また今後は
ストローマンインプラントと
CAD/CAM、
ストローマンインプラントを使用した
ガイドサージェリーによりその分野で優れるノーベル
インプラントと肩を並べることになりそうだ。
このご時世に30本近い増加を見せたのは、インターネット経由の
インプラント希望の方の減少がありながらも紹介患者の増加、一度
星野歯科で
インプラントを植立された方がリピーターとなりその数を押し上げた原動力となった。
また初期の
インプラント脱落は先日骨がとても硬くてドリルの刃がたたないような状況の埋入で骨との結合が得られず2本脱落した
症例、上顎のソフトボーンで初期固定が得られずに脱落した2本、上顎の
抜歯即時後のノーベルアクティブの脱落1本、
アンキロス1本計6本でありすべての
症例で再度植立をし現在はすべて安定化している。
初期の成功率は98%と例年通りであった。
また過去平成7年から今年までの16年間に植立したものは過去に4000本あるが今年の撤去も5本前後である。多くの長期経過の
インプラントにおいてメンテナンス時に発見された
インプラント周囲炎に対しては積極的に骨再生療法を試みた。
治療方針
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