来年度、前半より正確に
インプラントを植立する方法としての
ガイドシステムを簡単な
症例でも使用していこうと考えている。
インプラントの植立方向が最終的な補綴の方法に大きく影響を及ぼしていることは
インプラント治療をされる先生方はよくご存じのことだと思う。私が開業した15年以上前では
インプラントと骨が成功率が高く結合することが第1の目的であった。現在では
インプラントと骨が結合することはほぼ99%ぐらいで当然のこととなっている。いかに長期的に長持ちする
インプラントの上部構造を作るかに主眼は移っている。
それには
インプラントの植立の方向とかぶせものの軸方向ができれば一致していた方がよい。
インプラントを植立する時の骨の条件が厳しいものもあれば簡単なものもある。厳しいものは仕方がないとしても骨がたっぷりあるものは完璧に植立方向や埋入深度を合わたいと考えている。そのための指標として骨に穴をあけるときのドリルの向きを
ガイドで方向づけできれば正確になる。
ガイドを使用するとそれなりにコストがかかることからそのコスト分を治療費にのせなければいけなかった。ここにきて自分のクリニック内に
技工所があればサージカル
ガイドを院内で作ることができるようになりそうだ。低コストで正確なサージカル
ガイドができれば我々歯科医師にとっても
技工士にとっても患者さんにとっても大変有効である。
ということで来年の
インプラント業界は
ガイドとCAD/CAM,光学印象とCAD/CAMの年になりそうだ。
治療方針
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