今年の始動は例年より遅い。私のクリニックでは治療はトータルで行うものと考えている。ひとつの分野だけに長けていても総合的な治療は完結できない。
インプラント治療が中心の時期もあったがそれはそのときニーズが高かったからということ。現在は
矯正治療の方が患者様のニーズが高い。欠損部の治療と歯並びの治療は全く異なるようではあるが実は密接に関連している。
最近の10歳にみたない子供たちの歯並びを見ると永久歯の欠損が非常に増えている。いわゆる先天欠如歯というもので本来親不知をぬかせば28本が永久歯の総本数ではあるが最近のお子さんは27本から24本まで減っている。
上顎14本下顎14本が上13本下14本になると歯並びは右か左にずれてくる。幼少時代ならあまり影響がないがこれを20年、30年と時間が経過していくと顔が左右非対称になったり、姿勢が曲がったりしてくる。しまいには顎関節症へと移行する場合もある。
このように先天欠如歯がある場合は将来的に
インプラント治療で歯の本数を同じにする必要性がでてくる場合がある。
治療方針
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