今日は飛び込みの新患で生活保護申請をされている患者様が飛び込んできた。今まではこの世田谷地区ではとても珍しいことだった。しかし、震災、円高、などさまざまな負の要因が重なりこの地区でも生活保護申請される方が出てきていることにがっくりきた。国の財力が低下、先の見えない未来、原発汚染の恐怖など悪いことばかりである。
国力が低下していると実感した瞬間である。我々、歯科医師がどんなに頑張ってもこのような方々を健康な歯にすることは大変難しい。
歯科は治療するのに材料がかかりコストがかかる。医者のように診断して処方だけというわけにはいかない。
本当に限られた捻出できる治療費はごくわずかであるに違いない。その中で治療を完結するのは不可能と言わざるおえない。
治さなければいけない歯があっても治せない。
この方だけではない。ご高齢で80歳近い方も年金生活でそれほど多くの治療にを払うことができない。こういう方たちにどのような治療をしていけばいいのだろうか?
このような方たちは今後さらに増加していくことが予想される。
私だけの力だけではどうすることもできないが最低限の中のさらに最低限の治療しかできない。
治療方針
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