4年に1回の特別な日である今日。
インプラントのオペを行う。いつもと同じくCT画面とにらめっこしてシュミレーションをみながら次の日の患者さんの腫れや痛みを意識しながらの
インプラント植立をおこなう。
骨を側方に広げる方法に加えて上方に広げる方法、柔らかい骨にしっかりと植立する特殊な方法を加えての植立。専門的にはリッジエキスパンション、ソケットリフト、ボーンコンデンスということになろう。
さらに将来的に
インプラント体の強度が咬合力の耐えることができるのかも予想しながら
インプラントフィクスチャー(本体)を選択している。今回は通常純チタン製のものを使用するところをチタンと
ジルコニアの合金をわざと使用して強度を1.5倍ほど増強しながらの植立である。
患者様にわかるように解説することこのようになる。10年、20年、30年の悪環境にも耐えるような
インプラント植立を考え、翌日の患者の腫れと痛みが最小になることも考えている。
インプラントのオペをどのような考えで植立しているかは歯科医師によって大きくことなるだろう。
それと私の考えでは
インプラント治療をしなくていい方にはなるべくほかの保存療法を考えるようにしている。これは当たり前のようで案外そうではない。
私の運営する
インプラントトラブルの相談ページでは最近、本当にひどい相談が多く、正直困っている。これをみていると反吐がでそうになる。それと最近の相談は抜かなくてもいい歯を積極的にぬいてブリッジや
インプラントに誘導する歯科医が多く、医師のモラルの低下には同業としてとても残念である。
私はいくら経営が不振になってもこのようなことは断じてしないし、そのときは潔く辞める覚悟でいる。
治療方針
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