今回の研修の内容はアドバンスな
インプラント外科手術であった。率直にいうと我々歯科医師の領域を逸脱した領域にまで踏み込んだオペや術式があり、いまの国内の環境では難しい。さらに
トラブルを増やしてNHKニュースに取り上げられてしまいそうな勢いである。
年間
インプラント植立総本数は韓国では日本の2倍とされている。そして
インプラントの
トラブルも増加傾向にある。腕の立つ外科の先生であれば難
症例でもこなすことができるだろう。しかし、それほど経験のない先生が経験のある先生と同じ器具同じ方法おこなってもやはり結果には大きな差ができるだろう。
耳鼻科の領域はやはり耳鼻科に任せる。いくら境界領域であっても専門家に任せる勇気も必要だろう。
さらに術後の長期経過
症例がほとんどなく、エビデンスと逆行したGBR法を推し進める点は全く理解できない。これを鵜のみにして若い先生たちがまた
トラブルを増やしていくかと思うと先が思いやられる。
結局のところは外科器具販売ツアーでしかない。
それでも知らない新しい知識は得ることができたので収穫はあった。また、便利そうな器具も多々紹介されていたのでその一部は購入した。
リスクのある治療はなるべく減らすこと。
症例を選ぶこと。
治療方針
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