この3月は
トラブル尽くし。歯科治療も楽ではない。ほぼ毎日とっていいほど
トラブルは発生する。その傾向は年を追うごとに発生する。そして反省の毎日。自分の失敗をフォローすることもあれば他人の失敗をフォローすることもあり、開業して17年もするとその繰り返しである。私の尊敬する袖ヶ浦の飯島先生や日本にデンタル
インプラントを知らした小宮山先生のお言葉が痛いほどわかるようになってきた。
トラブルの確率を極力少なくする方法を毎日考えている。
それは歯科の治療のすべてにかかわること。
インプラント治療の
トラブルに関してはほぼすべての失敗を経験しフォローしてきている。その他の歯科治療の
トラブルも同じように経験してきた。
この
トラブルをどのように回避するか?
歯科は材料学である。本日いらした患者様は
金属アレルギーの患者さまですべての金属を外したら
掌蹠膿疱症が完治した。
先日、いらした
ジルコニア修復物を3年前に入れた患者さまはなんと
ジルコニアフレームごと破損してきた。これも材料に関する問題。
結局のところいまだ完全な修復物は歯科世界では存在せず。
そこにメーカー側の利益誘導があるので歯科はおかしなことになっている。
真の歯科治療とはなんだろうか?と考えたことの結論は
予防とリスクの説明。いまあるものは万能でないこと。
予防なしの治療の成功はないこと。などである。
インプラント学自体がもともと完全なものではない。究極は培養した天然歯の移植ということになろう。その日はいつになるのだろうか?
そしてたどり着いたのが
予防治療。幼いころから
予防法をしっかりと教えて習得させれば
虫歯にも歯周病にもならず。私の行っている治療はひつようなくなる。そのように
予防を推進するような国の制度がなければわれわれ歯科医師は飯を食ってはいけない。
結局は国の制度が悪いことなる。
治療方針
フェイスブック