本日は
インプラント3本の植立手術がおこなわれたがすべての
インプラントを
フラップレス法でおこなう。腫れない・痛まない。
インプラント業界で最近よく話題にされるのがガイデッドサージェリーである。正確に狙ったポジションに
インプラントを植立する方法である。私が主に使ってきたのはsymplantとよばれる
インプラント手術のためのシュミレーションソフトである。先日、尾崎社長がじきじき私のクリニックを訪れて新しい情報をいただいたが、この流れはあらゆる
インプラントメーカーと同じものであった。
一昔前は
インプラントを正しく骨の中に植立するという外科主導の治療計画がほとんどであった。まずは骨の何にいれて骨と結合してからかぶせものを考えるスタイルであったと思う。それがデジタル化した
CT3D画像が得られるようになってからは最終の被せものの形も予測がつくようになり、そのかぶせものを作るための
インプラント手術という概念に変わってきた。
被せものを正しい形や大きさにして最終の被せものの連結形態(ねじ止め式にするのかセメント固定方式)にするのかで
インプラントの植立のポジションを変えていくことになる。専門用語でいうと補綴主導ということになるが。
世の中の報道で
インプラントの
トラブルのことを言われているがこんな低次元な話ではないのだ。ほとんどの先見の目がある歯科医師は私と同じような考えで仕事をしている。
CTを撮影するだけでは骨がどのような状態であるかしかわからない。そこでシュミレーションソフトにそのデータを入れてあげるとバーチャルで歯を装着できるので本当にそのポジションが正しい植立ポイントなのかがわかる。さらにその発展形は仮歯を前もって製作しておいて植立した日に歯をつけることができる。
また、バーチャルの歯を実際の模型上でワックスアップして製作したものをデジタルスキャナーで読み込んでシュミレーションソフトに読み込んでから
ガイドを作ることもできるようになった。
ここまでできるとはいっても,コストの問題があるので私は最低限
CT撮影をしてシュミレーションを行うまでとしている。それでもはるかに昔より正確なオペができるようになっている。
治療方針
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