世の中、いろいろな歯科医師がいる。
インプラントの治療の結果がよろしくない
症例相談が今日も１件。これでは
インプラント治療の信頼はがた落ちだろう。
インプラント治療を患者側も歯科医師側も積極的に勧める時代は終わった。一度失われた信頼の回復はとても難しい。
今日の相談も
インプラントの植立方向の位置がおかしいのではないか？といった相談である。
ＣＴ撮影をして診断してみると確かに
インプラントが舌側皮質骨に植立されている。頬側にはまだ５〜６�个陵祥気�あるにもかかわらず舌側壁ぎりぎり。
これもまた医療ミスということになる。
インプラントを撤去していいポジションに再植立することになりそうだ。
こんな
症例ばかり毎日毎日みて、他のクリニックの途中経過の相談ばかりだ。本当に新規で歯科治療をする患者はごくわずかである。メタルフリー治療にしても他のクリニックで装着されているメタルをはずしてやり替えの連続である。
矯正治療も後戻りの
症例であったりやり直しであることが多い。それと何年もの間咬合がうまくいかずに調整を続けてきた方とかも多い。
自分の知識と経験と精神的限界にチャレンジ中といったところだろう。どうやってフォローすれば患者が幸せになるかを常に考えている。
それでも自分の手に負えないケースもあるのでそれは自分より技術の長けているドクターに指示を仰ぐしかない。
それと自分から
トラブルを起こしているようじゃ話にならないのでそういうことが極力減らす努力は毎日している。
自分の課題は
トラブルのない歯科治療をおこなうこと。そして何十年も
トラブルが起きることがない治療。そうでなければ自分が死ぬまでで患者のフォローをしなければいけなくなるだろう。
精神的には辛いがうまく乗り切って患者が本当に感謝してくれた時に継続の力をもらえるような気がする。
ある患者さんで、１０年近く咬合不調で仮歯で過ごしてきて
星野歯科に通院して約１年ほど調整をして、やっと最近、生活に支障のないレベルになったので最終補綴をしてほしいといわれた。何度も仮歯の形や大きさ、咬合の接触ポイントを修正してきた。
もうひとり。この方も深刻な
インプラントトラブルケース。今日の新患と同様に植立ポジションが唇側に出過ぎてさまざまな不快症状がでていた。その原因を取り除いただけで寝たきりだったのがすっかり良くなって笑顔が絶えない状況まで改善した。
毎日の治療は
トラブルのフォローのみともいえる。それも自分で招いたものも確かにあるが８割は他の先生の施したもの。
このままでは
インプラント治療は消滅だろう。
とにかく自分の精神状態をよい状態にしてないと気持ちから負のスパイラルに入ってしまうので。診療所以外では他のことを考えるようにしている。
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