月に3〜4名はこのように他の病院で
抜歯宣告された歯を残している。残すといっても中途半端に残すのではなく完治させて残すという意味である。
数年に1回腫れたりを繰り返して何度も
根の治療をやり直している歯は
根の治療だけで治すというのは困難なことである。そういう場合は直接、
根の選択にアプローチする方が確実に
根の病巣を取り除くことができる。
どんなに優秀な
根管治療の専門医であっても
根管治療だけで治すことは難しい。本日の患者さんも3度のやり直しをされていた。その中には
根管治療の専門医による治療も含まれているようだ。一般の歯科医師なら難治性ということで
抜歯となることが多い。上顎6番の
抜歯は
インプラント治療かブリッジ治療が選択肢となってしまうので80歳まで自分の歯で持たして行くことを考えるとなるべく保存をして咬む機能が全くなくなった時点で
インプラントやブリッジにしていく方がよいと考えている。一生涯のスパンで歯科治療は考える必要性があると思う。すぐに
インプラントにしたりすぐにブリッジを掛けると40代の方は残りの人生を40年間
インプラントやブリッジですごさなければいけなくなる。この2つの治療はあくまで欠損のなってしまった後の治療法であるわけなので今回のケースでは4度目の
根の治療で
根の先端に直接アプローチする価値は十分にあると判断した。
私の方法ではほぼ90%以上の率で
根の病巣を取り除くことに成功している。一般に言われる歯
根尖切除法の応用でうまく治癒している。
治療方針
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