予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック:骨のないケースのインプラント治療

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2012年 09月 06日 ( 木 ) インプラント症例

骨のないケースのインプラント治療

骨が少ないケースに対してのインプラント治療にはそれなりのリスクを伴う。現在の技術では骨を増やすことはある程度ならできる。しかし、その長期的成績にはいろいろな論文がありもともとあった骨よりも質が劣るというものが多い。現実に私も長年、骨を作ったケースを経過観察してきたがやはりもともと骨に厚みも高さもあるケースにおこなったケースではトラブルはほとんど見られない。上顎の臼歯に骨を増やしたケースに問題が出ることがほとんどである。そうしたことから現在ではサイナスリフトはなるべく行い方針に変わった。こうしたケースに遭遇した場合はブリッジ治療も視野に入れる場合がある。

例えば右上６番が欠損して骨の厚みはわずか１㎜そのようなケースに骨をつくって単独植立しても治療に時間と費用が掛かり過ぎで予後もあまりよくない。いまではブリッジ選択することも考えるようになった。この場合に年齢を考えて選択することにしている。年齢が２０～３０才なら多少のリスクを犯してもインプラント治療をしブリッジ治療をさける。６０歳ぐらいまで持てばそのあとはブリッジ治療にしていく。とにかく残りの人生がどれくらいあるかで治療方針を変えるようにしている。

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