涼しくなって一気に秋らしくなってきた。こうなると残りあとどれぐらいで今年が終わるのか勘定してしまう。今年はさまざまな歯科の治療分野がある中で
予防に力を入れるという目標を掲げてきた。そして残りの3か月は
予防の大家である熊谷先生がおられる山形県酒田市にスタッフ総勢8名をつれて5日間のコースを受講することになっている。第1回は10月13日土曜日、14日の日曜日の2日間をクリニックを休診にしていく予定である。
国内の
予防学の第一人者の熊谷先生の治療の様子をこの目で実際に見てみたいという気持ちになったのはうちの優秀な衛生士からの話からだ。
昨年の熊谷先生のファイナル講演会がきっかけとなり、このコースを知った。このコースに参加して初めて見学が自由にできるようになるということで
予防の扉を開けることにした。
星野歯科は開業して18年経過し、今では多くのメインテナンスの患者さんを抱えている。これからの私の仕事はメンテナンスと
トラブルのフォローの連続であるわけだ。新しい患者をどんどんこなす時期は終わったと考えている。私が診るのは特殊な患者と紹介患者のみにしていくつもりだ。いままで患者さんに提供してきた
インプラントや
矯正治療その他の治療の予後を見届けて、できるだけフォローしていくことにした。
とにかく治療の質を高めることも重要ではあるが、それよりももっと重要なのはメンテナンスである。車でも新車から中古車になりいろいろなところにガタがくる。タイヤがすり減り、ブレーキの利きが悪くなり、塗装が剥げ、それでも車は動き続けるのと同じだ。ほったらかしにしていれば、バッテリーがあがって錆びついて動かなくなってしまう。そうならないように定期的にエンジンオイルを交換し消耗した部品は交換しなければいけない。
口の中も同じ。
インプラントも消耗品。被せものや詰め物も消耗品とかんがえればいずれは交換が必要になるのはわかること。なるべく持たして口の中のバランスをもたしていき、さらには全身の健康維持をしていく。これが歯科治療というものだ。
治療方針
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