昨日に引き続いて今度は飯島俊一先生のセミナーに参加させてもらった。
今回はクローズドの会で10名ほどの先生と飯島先生とのディスカッションもありなかなかおもしろかった。飯島先生の講演を大体半年から1年に1回は聞くようにしている。
インプラント補綴に対する考え方や将来の方向性がよくわかるからだ。特に
インプラント補綴にどのような材料を使用していくかについてはとてもこだわりがいつも感じられる。
トラブルの頻度を極力少なくするにはどうしたらいいかということをいつも考えていらっしゃる。
半年前に講演を大信貿易で聞いた時には
ジルコニアの比率が6割といっていたのが今日はすべてに変わっていた。100%
ジルコニアこれが将来の方向性なのだろう。
確かに
ジルコニアの色調がオペーク色から半透明に変わって
e-maxの色調に近づいたことは強度で
e-maxは負けているので
ジルコニアにシフトするのだろう。
私のクリニックでも
e-maxの比率は低下傾向にあるが100%
ジルコニアになることはないと思う。この東京のど真ん中の世田谷では審美中心の傾向が強いからだ。
インプラント補綴の傾向は確かに飯島先生に近づいているが、私は完全メタルフリーにこだわりがあるのでAGC(ゴールド)は使う気がしない。金で前癌病変である扁平苔癬という病気が発症することを知っているからだ。ただ、この発病の確率は相当に低いが可能性は十分にある。
そうなると
ジルコニア・
E-MAX・ハイブリッド樹脂系を使うことが多くなる。使えるメタルはねじ止めのISASのチタンぐらいしか選択枝がない。
治療方針
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