歯科医師として患者さんの歯の治療をする立場だけではやはり患者さんの心情や痛みをを離解することができない、今日はそんな気持ちが少しわかった日でもあった。
今年の5月に自分の歯の詰め物がとれてそこに仮歯をいれて6か月も経過してしまった。実は私は歯が昔からよくてあまり歯の治療をしたことがない。前回治療をしたのはたぶん開業前の20年以上も昔のことだ。右下6番に入れてあった
アマルガムを現在は豪徳寺で開業されている江崎先生に
セレックを入れてもらって以来となる。今回外れた場所は右上5番のメタルインレーでこれも学生実習のときに相手方の女の子ができがわるくて半年もインレーが装着されず結局は昭和大学病院の保存科の先生に詰めてもらったものだった。その銀色のパラジウムインレーも母親から5万円をもらって本当はゴールドインレーをいれるはずだったのにポケットマネーにしてしまった思入れのあるインレーだった。
診療後に篠山先生に頼んでMIで
グラディアダイレクトで詰めてもらった。患者さんに勧める治療と全く同じものを自分に口にもいれてもらった。
歯の治療=まな板の鯉 とにかく自分の口を唯一さらけ出すのは信頼のおける歯医者だけということがいえ、私の治療を受けている方は皆、私を信頼して通院していることがよくわかった。それゆえ、患者さんの信頼を裏切る行為はできないと思う。
治療のあとは歯科衛生士の長谷川さんにクリーニングをお願いした。1時間かけてベテランらしくほとんど苦痛なく歯をピカピカに白くしてくれた。
痛みも何もない治療をしてくれて本当にうれしい、そして優秀なスタッフが揃っていることに足して私はとても誇りに思う。
歯の治療は患者と歯科医師や歯科衛生士、
技工士の連携と信頼関係でうまくいくものと考えている。私は常に患者さんの痛みをとり、何とか元通りの良い方向へ、もえっていけたらと考えて常に治療をしている。
治療方針
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