昨日は今までの、もやもやが晴れてとても喜べる日となった。患者さんのプライベートのことなので詳しくは書けないが一言でいうと『患者さんとの信頼関係を取り戻せた。』ということ。(コメントはここまで)
あともう一人の患者さんともプライベートな話ができて、この患者さんのためにも何とかしてあげたいという気持ちが強くなった。
やはり、最後は人間と人間のつながり、絆がないと治療は最後まで完了しない。
話は変わるが先日、バリ島にいったときに人間の絆について考えさせられたことがあった。インドネシアのバリでは物価は日本の1/10程度でホテルの従業員は1カ月1万円の給与であり、決して裕福ではない。お金は儲けたらすぐに使い、貯金という習慣はほとんどないそうだ。毎日、夜になると近所の人たちが集まり飲み会が始まる。その日を楽しく生きるのが彼らのスタイルだ。
結婚式があれば参列者は700人を超えて道路を交通規制しないといけない。その参列者のために食事やお酒も家族総出で作ってお出迎えをする。
子供が生まれればすぐに病院に50人の友人が駆けつけてくれる。誕生日があると呼んでもいないのに50人ぐらいがすぐに集結する。近所の人たちは親しい間柄というよりは全員が友達である。引っ越しをすれば町の隅から隅まであいさつにいくのは当たり前とのことだった。
このような生活を教えてくれたのは現地のサーフ
ガイドをしている日本に住んだことのある若バリ人だった。
そして、彼が口にしたのは日本ではマンションの隣の部屋の人のことは知らないのが当たり前になっている。(おかしい?って思わない?といいたそうだった)
日本人にも昔はあった絆が、都心部に近づけば人口が密集して薄れてくる。私が大好きな沖縄の人たちはやさしい、親切、そしていつでも話かけてきてくれる。
本当はこうでなきゃいけないのに。私のクリニックはこんな病院にしていきたいし、絆を大事にしたい。